問わず語り
 

携帯電話

友人が新式の携帯電話を持ってきて、買ってくれという。
上司から頼まれ、安うけあいして持ち込んできたのだ。
携帯電話は現在あるし、あんまり使ってないから「オレは いらん」といったら「ビール一本つける」という。
「一本ばかしじゃ、やだ」「カラオケ一曲歌ってやるから」
「余計、やだ!」
「新式の?モードだから、お前の好きなネットもできるし、 メールも送れる」とほざく。
「こんなちっこいのでメールはともかくネットなんかできるか!」と
わたしがいうと、彼が実演しだした。 不器用な手つきで延々とURLを打ち込んでいる。 キーボードがないので、「ボタン」の中の3文字のアルファベットを 選択し、失敗し、その繰り返し
(この専用URLがまた「バカ長い」ときている) それでもなんとか、やっとのことページに行き着いた。
メリハリのないテキストデーターがあらわれ。
「どうだ、すごいだろう」
「こんだけのもんかい」といいいつつ、内心は興味を示しだした。
手にとって、いわれるままあっちこっち(操作法がゲーム機だった) いじくってみた。
「時計」「電卓」「メモ帳」等がサービスしてあった。
ネットに接続すれば当然、必要な情報がとれる(不必要なものも)

さあ、どうする! ここで問題
みなさん、この携帯。
わたしは 買ったでしょうか? 買わなかったでしょうか?
はい、そのとうり、買ってしまいました。 押し売りには気をつけましょう。
 
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