問わず語り
 

けつね

大阪では油揚げを甘く煮込んだ具の入ったうどんを「けつね」といってますが
名古屋で油揚げの入ったうどんは「しのだうどん」と言っています。
名前の由来は、現在の大阪府「和泉」の旧村名が信太(しのだ)なんだそ
うで、そこの森にきつねが住んでいて、
そこのきつねはえらく油揚げが好物だったんだそうです。
そこから、信太のきつねは油揚げが好き。ということで、
「信太」と「きつね」と「油揚げ」が連結して、
油揚げが入ったうどんは「しのだうどん」と命名されたんだそうです。
白醤油で仕立てられ、和ネギと刻んだアゲと蒲鉾が入っています。

うどんの名前はたわいのない名前が多いですね。
「おかめうどん」は蒲鉾、椎茸、ほうれん草、海苔でおかめの顔を
描くんだそうで、松月といううどんは、松が海苔で、月が卵。

 
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