問わず語り
 

メタセコイア

「メタセコイアという木:

1941年中国の湖北省利川市で発見されたそうです。(四川省という説もある)
それまで化石だけが残っていて、もはや絶滅した植物と考えられていた木です。
そこで化石につけられていた学名「メタセコイア」と名付けられました。
命名者は京都大学の三木茂さんだそうです。
生きていた化石と言われ、自生種は今も中国の湖北省に現存し、
名所になっているそうです。
化石としては日本各地でも発見されています。
300万年から100万年前頃まではたくさん生えていたと考えられていて、
石炭の木としても知られています。
中国で採集された種がアメリカに渡り、育てられ、そこから世界各地で栽培される
ようになったそうです。(第二次世界大戦後)

きれいな円錐形に伸び育ち。背丈は30mほどになります。
和名:アケボノスギ←あまり受けが悪いのでやっぱりメタセコイアと呼ばれてる。
メタセコイアとセコイアとは類似種ですが別です:
アメリカの西部カリフォルニアにはセコイア国立公園がありそこには2種の巨木
レッドウッドと呼ばれる「セコイア」とビッグウッドあるいはブラックウッドとよばれる
「セコイアデンドロン」があります
(レッドウッド「セコイア」は世界一高い木(90m以上)といわれています)
セコイア「sequoia」という名前は、アメリカインデイアンで開拓時代に生きた
チェロキー族の賢人と慕われた人物の名前に由来するとのことです。

参考資料:中公新書:斎藤清明著「メタセコイア」他

 
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