問わず語り
 

手羽先のからあげ

 名古屋で有名な風来坊の手羽先を始めて食べたのは、今から二十年も前だったろうか。美味しいと思った。
 骨についている僅かな肉も歯で削りとるように食べた記憶がある。
 旨いものを食べるとつい誰かに話してみたくなって。幾人かの人に吹聴したと思う。その内にどうやってつくるのか、つくりかたが気になってきた。風来坊の人に聞いてもそんなこと教えてくれるとも思えず、いろいろ頭を巡らしていた。
 中華の唐揚げは、下味をつけておいて中温から中高温で揚げきる。それもやってみたがどうも違う。結局あきらめてしまった。
 幾年か経ったある時、風来坊を辞めた職人さんの又聞きということで、手羽先の揚げ方「風来坊風」というのを知り合いが聞き込んできた。
 さっそく頼みこんで実演してもらい。食べてみると、これが実にうまい。
 習いおぼえて、いまや、私の得意料理のいちばんに位置する。これでビールを飲むと進むこと請け合い。みなさんに教えますから、お試しあれ。


  「作り方」
  とってもカンタン
 1.  手羽肉を用意する。(あたりまえ)
 2. 油を用意する。(古い油でも可)180度以上に熱した油で揚げるため、くれぐれも火事と火傷に注意してくださいよ。料理中は決して、揚げ場から離れぬ ように。
 3. 一度素揚げをする。(粉も味付けもせずに)
   二度素揚げする。(一度めの肉を鍋から全部取り出し、間をとってから二度揚げする)
 4. よく油を切って、タレに絡める。(ボール等にタレを適度入れ、タテに回転させるとよくからまる)
 5. 胡椒をびっくりするほどたくさんふる。これも大きなポイント。胡麻をかける。

                                         以 上

 さて、それでは、 「タレの作り方」
 いわゆる「かえし」をつくる。うなぎ屋さんの秘伝の「たれ」のことです。
  「かえし」には、大きくいって、ほんがえしと生がえしがあるそうですが、ほんがえしをつくります。

 材料:醤油200CC、味醂200CC、砂糖大さじ2はい。
(砂糖は好みの差が激しいので、あくまでも目安です)
 まず、味醂を沸かしてアルコールを抜く。醤油を入れる。火を小さくとろ火にする。
(焦げないように)砂糖を入れる。生味をとって、馴染ませるため、30分ほど、とろ火にて待つ。
(好みで「たれ」にニンニク、唐辛子等をいれてもよし。秘伝のたれができあがる)

 
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